清水は4月30日、3日の次節新潟戦(アイスタ)に向けて練習を再開した。午前、午後の2部練習を行った。この日、前節浦和戦で右太ももを負傷したDFカルフィン・ヨンアピン(26)が別メニュー調整。ここ6試合で4完封と、公式戦6戦無敗のチームを支える守備陣の一角に欠場の可能性が浮上した。

 代役には、MF杉山浩太(28)とDF広井友信(28)の両ベテランが試された。午前中に行われた7対7のミニゲームで、広井が持ち前のフィジカルの強さをアピール。午後の紅白戦では、杉山が統率力を生かして安定したプレーを披露した。杉山は「まだどうなるかわからないけど、いろいろな可能性を含めて新潟戦に備えていきたい」。広井も「自分が出てダメにならないように良い準備をするだけ」と話した。

 アフシン・ゴトビ監督(49)は「(ヨンアピンは)毎日良くなっているし、まだ何も決めていない」とヨンアピンの強行出場も含めて明言は避けた。しかし、新潟戦までは残り2日。FWバレー(31)は好調を維持しているものの、ホームで確実に勝ち点3を挙げるためには守備陣の奮闘は必要不可欠。今後の動向に注目が集まりそうだ。【前田和哉】