J2山形が8月にも株式会社を新設し、施設運営と集客アップを最優先課題に財政基盤強化を図る。山形スポーツ振興21世紀協会の高橋節理事長と、クラブを共同運営することが決まったアビームコンサルティング株式会社の松田智幸執行役員が17日に共同会見を行い、明らかにした。松田氏は「(本拠のNDスタがある)県総合運動公園の来年度の指定管理に応募するため、至急立ち上げたい」と説明。試合日以外での施設の活用による収益増を見込む考えを示した。

 松田氏は企画部門の改善にも言及した。入場料収入の重要性を指摘し「データを分析して、チケットの売り方を工夫するなど新サービスを提供したい」と話す。新スタジアム構想については、埼玉スタジアムを分析し、サッカー以外での事業実績も含めて協会側に提示したという。目標予算20億円の達成時期については「地域を活性化させて数年内には達成したい」とした。