<J2:讃岐0-3山形>◇第19節◇21日◇丸亀

 山形は讃岐とのリーグ初対決を制し、通算7勝7分け5敗と今季初めて貯金を2とした。開始4分、右MF秋葉勝(30)の今季初ゴールで先制。2-0のロスタイムには、MF宮阪政樹(24)が節目の直接FK通算10ゴールをマークし、次節ホーム磐田戦(28日)に弾みをつけた。

 秋葉が今季チーム最速ゴールを決めた。敵ゴール前で相手GKのリターンパスをカット。ゴール右の角度のない位置から技ありシュートを決めた。高い位置から圧力をかけるチームコンセプトを忠実に実践し、得点につなげた。

 勢いづいたチームは前半19分にも右CKからMFディエゴのヘディングシュートで得点。ロスタイムには名狙撃手・宮阪のFKゴールでダメ押しした。2得点後はディエゴと中島を2トップにした4-4-2システムに変更。守備を厚めにした。J1浦和から移籍5日目のGK山岸も4バックと連動。完封勝利に貢献した山岸は「無失点の積み重ねを目指している」。秋葉も「次も勝って上にいきたい」と、次節磐田戦での今季初連勝を誓った。【佐々木雄高】