J1はW杯による約2カ月の中断を経て、今日19日から後半戦が本格的にスタートする。

 川崎Fの「勝利の女神」が、アウェー清水戦の勝利を後押しした。クラブハウスで洗濯、掃除に8年間従事する山田照子さん(60)安居院鈴香さん(64)豊泉映子さん(56)は18日、遠征に向かう選手バスを見送った。毎回アウェーに出発する選手に対し、100円ショップのビニールテープで作ったボンボンを振って見送るのが、お約束。風間監督も「うちのチアリーダー」と認める応援団だ。

 1年ほど前から始めたという、その効果は抜群だ。昨季終盤はアウェー2連勝を含む4連勝で、ACL出場圏内の3位に入った。15日のC大阪戦も見送りのかいあって?

 逆転勝ち。選手からも大人気で、見送りがないとDF井川から「今日はやってくれないの?」とせがまれたほど。前半戦は開幕ダッシュに失敗したため「この3連戦は大事。23日の鳥栖戦は勝ててないし、一生懸命応援しなきゃ」(安居院さん)。「アラカン(還暦前後)」の女神たちにも力が入る。