J1はW杯による約2カ月の中断を経て、今日19日から後半戦が本格的にスタートする。

 鹿島MF小笠原満男主将(35)が、東京戦を前にチームに活を入れた。12日の天皇杯2回戦でJFLのソニー仙台に2-2(PK1-2)で敗戦。20年ぶりの初戦敗退という屈辱にまみれた。「ふがいなかった」。そう認めた上で「ソニー仙台に教えてもらった。彼らの戦う姿勢は、今の鹿島に最も欠けている部分。あの試合で感じ、変わったところをリーグにぶつける」。ナビスコ杯も9年ぶりの予選敗退。7月にリーグ戦しか残っていないのは93年のJ開幕以降で初めてだ。さらに今週はセレーゾ監督が一時帰国で不在。逆風が16冠王者を襲うが「この状況でどれだけ一丸になれるかが大事。結果を残さなければいけないクラブ」。プライドをかけて戦う。