17位大宮がピンチだ。最下位徳島に1-3で敗れた前節で、DFの要となる菊地光将主将(28)が左肋骨(ろっこつ)骨折(全治3~4週間)、DF渡部大輔(25)が左太もも肉離れ(全治4週間)と、主力2人が離脱した。仙台戦に向けた1日の前日練習では、DFの今井と横山がセンターバック(CB)でコンビを組んだが、今井はサイドバック、横山はボランチが本職と台所事情は苦しい。W杯中断明けの3試合で3、2、3の計8失点。サイドバックで先発予定のDF高橋は「後がないと思ってやるしかない」と悲壮な決意を示した。

 大熊清監督(50)は「横山は高さがあるし、今井はスピードがある」と急造コンビに期待を示しつつ「高橋をCBに戻すという選択肢もある」と、試合直前まで熟考する構えだ。13位仙台とは勝ち点5差。後半戦初戦は、J1残留に向けて大事な試合になる。