仙台が4日、仙台市泉区の紫山練習場(仮称)を初めて使用した。ゴルフ練習場跡地に、13年6月から天然芝のグラウンドを建設していた。芝生の養成期間を先月8日に終え、渡辺晋監督(40)や選手が新練習場に足を踏み入れた。現在拠点を置く泉サッカー場は仙台市の施設で、待望のクラブ専用となる。

 紅白戦で何度もボールに跳びついたGK関憲太郎(28)は「気持ち良く跳びました」と芝生の感触を確かめ、渡辺監督も「素晴らしいピッチ」と喜んだ。15年シーズンから本格的に使用予定だが、芝生の保護などを考慮して、泉サッカー場と並行使用するという。新練習場にはまだシャワーなどの設備がなく、選手はこの日、約6キロ離れたクラブハウスに戻って着替えなどした。来季の使用頻度について、渡辺監督は「選手の考えも聞いて決めていきたい」と話した。