清水のMF石毛秀樹(19)が“10代ラストマッチ”を勝利で飾る。18日、清水は非公開で明日20日の神戸戦(午後7時、神戸ユ)に向けて約1時間半の調整を行った。21日に20歳の誕生日を迎え、大人の仲間入りをする石毛は「そろそろ点を取って、20代に弾みをつけたい」と今季初得点を誓った。

 石毛は17歳でプロ契約。当時は「20歳までに完全な主力として欠かせない存在になりたい」と話していたが、今季はここまで出場11試合で無得点。発足当初は選出されていたU-21日本代表も、現在、韓国・仁川で行われているアジア大会のメンバーからは漏れた。

 思い描いたシーズンとは遠い状況に「当然、選ばれたい気持ちはある。ただ、そのためにはチームで出続けなければ始まらない。そのためには結果を残していくしかない」と自らに言い聞かせるように話した。

 神戸戦は攻撃的MFでの先発が有力で、前日17日の練習後には自主練習で感覚に磨きをかけた。「コンディションも上がってきているし、良い状態で試合に臨めると思う。(ゴールを)決めますよ!」と気合十分の石毛。4戦勝ちなしのチームを救う一撃で、成人前に男を上げる。【前田和哉】