<J2:山形2-4横浜FC>◇第38節◇26日◇NDスタ

 J2山形はホーム観客動員、通算200万人突破を白星で飾れなかった。数的不利に陥り、横浜FCに敗れ、ホーム4連勝を逃した。通算14勝10分け13敗の勝ち点55のままで、7位に後退した。

 山形が数的不利に泣いた。前半22分、左MFボムヨンが遅延行為で、この日2度目の警告を受けて退場。その6分後に失点した。同38分、右ボランチ松岡の移籍後初ゴールで同点とし、息を吹き返したかに見えたが、後半中盤に連続失点して力尽きた。石崎信弘監督(56)は「(観客が)7000人以上も集まってくれた。いいゲームをして結果を出したかった」と悔しさをにじませた。

 プレーオフ進出争いの正念場で、J1昇格につなげた08年のホーム7連勝以来になる4連勝を逃した。石崎監督は試合後、「目標を見失わず、最後までチームがばらばらにならないように」とモチベーション維持を求めた。残り4戦。「総力戦」をチームスローガンに掲げる。同監督は「まだホームで2試合ある。次をしっかりと勝って、最後まで6位以内を目指して戦えるようにしたい」と次節アウェー熊本戦に気持ちを切り替えた。【佐々木雄高】