仙台DF蜂須賀孝治(24)が、今日2日のアウェーG大阪戦で今季初めてベンチ入りする可能性が高まった。蜂須賀は昨年12月の練習中に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。全治約7カ月と診断され、過酷なリハビリを乗り越えてきた。1日のミニゲームでは控え組の左サイドバックに入り、全体練習後も居残りでクロスを確認。「もう違和感も怖さもない。早く試合に出たい」と闘志をみなぎらせた。

 じっくりと実戦勘を取り戻してきた。9月から練習試合3戦で90分フル出場。「ケガする前と同じくらいの状態になってきた」と手応えをつかんだ。前節右サイドバックで先発したDF村上が練習に姿を現さず、DF石川大も別メニュー調整で巡ってきたチャンス。昨季ルーキーながらリーグ20試合に出場した期待の若手が、完全復活への第1歩を踏み出す。【鹿野雄太】