セパタクローのルール解説
基本
3人1組となり、ネットを挟み2組が勝敗を競い合う。ルールはバレーボールに似ているが、大きな違いは次の4点。
- (1)
- 腕、手の使用は禁止
- (2)
- 1人で続けて3回までボールにタッチできる
- (3)
- 守備位置のローテーションはない
- (4)
- サーブ権は3本ずつで交代
勝敗
ゲームは、1セット15点のラリーポイント制(デュースの場合は最大17点まで)で、3セット(または2セット)を先取したレグが勝ちとなる。双方が2セットずつ(または1セットずつ)取ったときは、続いて「タイブレークセット」を行い、15点を先取した(デュースの場合最大で17点)レグが勝ちとなる。
ゲーム
クオーターサークルにいる選手がセンターサークルにいる選手にボールをトス、その球を蹴って相手のコートに入れることから開始。ボールが自分のコートにきたら3回以内でボールをリフトして相手のコートに返す。
フォルト
攻撃側、防御側ともにフォルトした時は相手の得点となり、相手にサーブ権が移る。主なフォルトは、次の通り。
- (1)
- センターラインを越えて相手の体の一部分に触れたとき
- (2)
- オーバーネットしてボールをタッチしたとき
- (3)
- 連続して4回以上ボールにタッチしたとき
- (4)
- ボールが手や腕に触れたとき
得点
次のシチュエーションで1点が与えられる。
- (1)
- サーブしたボールを相手レグが取れなかったとき
- (2)
- アタックしたボールを相手レグが取れなかったとき
- (3)
- 相手レグがフォルトしたとき
コート
バドミントンと同じ広さ(6・1×13・4メートル)のコートと同じ高さ(1・55メートル、女子は10センチ低い)のネットが使われる。
ボール
ボールは12の穴と20の交点を持つよう編み重ねた球形のもので、籐または合成繊維で作られる。公式試合球はプラスチック製で、表面がラバーコーティングされている。円周は、男子用が41~43センチ、女子用は42~44センチと規定されていて、重量は、男子用は170~180グラム、女子用は150~160グラムと規定されている。
チンロンのルール解説
基本
200種類以上あると言われるチンロンの技の中で、約30種類が得点試合で使われる。これらは10種類ずつ3グループに分かれ、その難易度や美しさで得点を競う。
- ・
- チンジー:背面に落ちるボールを見ないで蹴る技
- ・
- チンラ:正面、あるいは利き足と逆側に飛んできたボールを蹴る技
- ・
- レッユェゼン:試合において最も多く使われる技
- ・
- ケッサン:現代的なチンロンの技。得点試合で使われることはほとんどない