ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティーがプレミアリーグ優勝をほぼ手中に収めている一方、欧州CLの舞台ではユルゲン・クロップが指揮官を務めるリバプールに準々決勝で敗れ、グアルディオラはまたしてもヨーロッパ最高峰の舞台で決勝にたどりつけなかった。これについて、2004-05シーズンにリバプールで同大会優勝を勝ち取った元ドイツ代表MFディトマール・ハマンが、痛烈に批判している。

 ドイツのCS放送「Sky」の公式HPにコラムを寄稿しているハマンは、「もちろんペップは素晴らしい監督の一人」と認めつつも、「人々は“グアルディオラ神話”について話すのがお好きなようだ。確かに国内リーグを何度も制しているのはすごいことだし、それはリスペクトに値する。しかし実際には、もう彼は7年間も欧州CLファイナルから遠ざかっている。彼が率いているのは、どこかの村のチームではない。バルセロナ、Bミュンヘン、マンチェスター・シティーというビッグクラブなのだ」としている。

 また、過激な発言で知られるポルトガル人監督を引き合いに出し、「私は決してジョゼ・モウリーニョのファンではない。しかし彼は、ポルトとインテルを率いて欧州CL優勝を手にした。カルロ・アンチェロッティやユップ・ハインケスも複数のクラブでタイトルを獲得している。もしペップが偉大な監督の仲間入りをしたければ、(バルセロナ以外の)別のチームで欧州CLを優勝しなければならない」と主張した。