<欧州選手権:ドイツ1-0ポルトガル>◇1次リーグB組◇9日◇ウクライナ・リビウ

 ドイツの攻撃は本来の勢いではなかったが、無難に試合を進め勝ちきった。主将のDFフィリップ・ラームは「初戦は勝つことが大事」と満足そうに話した。

 終盤にはポルトガルの捨て身の攻撃に守勢を強いられたが、相手エースのクリスティアーノ・ロナルドは封じた。後半19分、C・ロナルドがドリブルでペナルティーエリア内に侵入するピンチは、この日“刺客”を命じられたDFジェローム・ボアテングが体を張って止めた。それでもボアテングは「今日はチームとして彼を止めたんだ」と謙虚に話した。

 序盤の好機を生かせなかったことがあってか、ヨアヒム・レーウ監督は「いいスタートを切れたけれど、まだ改善も必要だ。もっと集中して攻撃しなければ」とコメントしていた。