日本代表FW本田圭佑(29=ACミラン)が買収したオーストリア3部のホルンが、日本人選手の補強に成功した。

 ホルンの経営権を持つ所属事務所のホンダエスティーロ(株)が14日、J2札幌のFW榊(さかき)翔太(21)を完全移籍で獲得したと発表した。

 榊は6月28日から7月8日までホルンの練習に参加し、練習試合で得点を挙げていた。

 実質的なオーナーを務める本田は「スピードがあり相手にとって脅威となれる選手。まだまだ成長できるポテンシャルがあり(3部)優勝を目指す我々のパワーとなってくれると確信している」とコメントを出した。

 今月20日にホルンに合流予定の榊は「(ユースから)約6年半、札幌にお世話になり、シーズン中にチームを離れてしまうことを考えると、今回の移籍を決断するのに非常に悩みました。自分の成長や活躍で恩返しできればと思います」と話した。

 身長163センチと小柄な榊は北海道出身で、札幌ユースから12年にトップ昇格。J1時代の12年には、リーグ戦で12試合2得点をマークした。