133年目で奇跡の優勝を成し遂げたレスターは16日、市内で優勝パレードを行い、約2キロの道のりを日本代表FW岡崎慎司(30)らがバスの上から、沿道の24万人以上から送られた声援に応えた。当初クラブは10万人を想定していたが、人口約33万人のレスター市民の大半が集まった。岡崎は「正直、(優勝の)実感が湧かなかったですけど、あれだけの人数が本当に拍手というか、喜んでくれたので。それを見て初めてすごいことをしたんだなと実感した」と笑顔を見せた。

 移籍1年目で主力として36試合に出場して5得点。「自分が体験したことのないレベルを経験したいと思って移籍してきて、自分が想像していたプレミアリーグをさらに超えていた」と世界最高峰のリーグを実感し「まだまだサッカー選手として自分は伸びると思う。それが一番の収穫」と力強く話した。

 来季は欧州チャンピオンズリーグ出場することで、強豪クラブとの対戦やポジション争いなど、さまざまな試練が待ち受けているが「厳しい戦いは自分の心の中で望んでいることなので。日本のみんなに『日本人でもやれるぞ』というのを見せたい」。早くも来季を見据えていた。