イングランド3部リーグで、ウルグアイ代表FWスアレス(現バルセロナ)の「かみつき」を超える悪質な反則があった。4日付の英紙デーリーメール電子版が報じた。

 10月29日に行われたロッチデール-オールダムの試合で悪質な反則行為があった。ロッチデールのイングランド出身FWカルビン・アンドリュー(29)が、ボールとは関係なく、競り合っているわけでもないところで、相手DFクラークに走りながら強烈なエルボーを見舞った。不意打ちの形でエルボーを受けたクラークは「大の字」で倒れ込んだ。この行為は見逃され、アンドリューは警告すら受けていなかった。しかも、前半40分に得点をアシストをして1-0の勝利に貢献していた。

 イングランド・サッカー協会は4日になってアンドリューに12試合の出場停止処分を科した。これは、13年にリバプールに所属していたスアレスが、チェルシーのDFイバノビッチをかみついた時に受けた10試合の出場停止を超える。

 アンドリューの反則行為にネット上では「意図的にやった。12試合の出場停止は短すぎる」。「刑務所に入れるべきだ」など非難する声が上がっている。

 過去のプレミアリーグでは、1995年に観客に「カンフー・キック」をした元マンチェスターUのエリック・カントナが9カ月の出場停止処分を受けた。2012年にはクイーンズパークに所属していたジョイ・バートンがマンチェスターCのアグエロを蹴ったとして12試合の出場停止処分を受けた例がある。

 アンドリューの強烈なエルボーは下記のURLで見られます。

http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-3906054/Rochdale-striker-Calvin-Andrew-slapped-12-match-ban-elbowing-Oldham-defender.html