マンチェスターCのコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ(33)が、飲酒運転で起訴されたと英国複数メディアが報じた。トゥーレは、11月28日夜にロンドン東部ダゲナムを車で走行中、警察に止められ、道路脇で行われた呼気検査の結果、アルコールが検出され、現行犯逮捕された。勾留後、酒気帯び運転で起訴され、釈放されていた。13日に裁判所への出廷が命じられている。

 トゥーレには、15年5月20日夜に高速道路を時速約198キロで走行し、スピード違反で警察に現行犯逮捕された“前科”がある。その上12年に、イスラム教を信仰してるため酒は一切、口にしないと明らかにしていた。12年には2-0で勝ったニューカッスル戦後、最優秀選手賞に選ばれた際に贈られたシャンパンのボトルも、受け取りを辞退していた。飲酒運転について、公判でどう説明するかが注目される。

 トゥーレはグアルディオラ監督が就任した今季、出場時間が減少したことについて、代理人が監督批判を行い、一時、監督との関係が悪化し、全く起用されなくなった。その後、代理人ともども謝罪し、グアルディオラ監督との関係は修復。11月19日のクリスタルパレス戦で復帰すると、チームの全2得点をたたき出し、2-1勝利に貢献した。

 1-3で敗れた3日のチェルシー戦では、早めにアップしようとしてグアルディオラ監督にベンチに戻るよう叱られる一幕もあったが、後半31分にMFギュンドアンと交代でピッチに入り、前線で攻撃の起点として存在感を見せた。チーム内での立場が徐々に好転していた中での出廷は、さらなるダメージとなりそうだ。