南米トリオがそろってゴールを決め、暫定首位バルセロナがホームで4-1でビリャレアルに快勝した。

 口火を切ったのはFWネイマールだ。前半21分、右サイドのスアレスからペナルティーエリア左のFWメッシにボールが渡り、メッシが左足シュート。これが相手DFに当たってルーズになったところを中央からネイマールが右足で押し込んで先制した。

 同32分にカウンターから失点して同点に追いつかれたが、同45分、メッシが華麗な個人技で勝ち越し点を奪った。やや右で相手DFをかわしてドリブル突破して左へ切れ込んだ後、相手DF3人を前にしながらも左足シュートを放つと、ボールは相手に当たってゴール右へ吸い込まれた。

 そして後半24分、右サイドでパスを受けたスアレスが中央へ切れ込み、切り返しで相手DFをかわして強烈な右足シュート。ボールは相手GKの右手をはじいてゴールに転がり込んだ。さらに同37分、スアレスのシュートが相手ハンドを誘いPKを獲得。これをメッシが右へ飛んだ相手GKをあざ笑うかのようなチップショットを正面にふわりと決めた。メッシはリーグ35得点目、公式戦では51得点目。南米トリオの今季通算は102得点となった。

 ルイスエンリケ監督は「メッシはどうすればダメージを与えられるか知っている。ネイマールはダンスを踊るようにドリブルする」と絶賛した。

 5連勝のバルセロナは勝ち点84。1試合消化の少ないRマドリードと勝ち点で並び、得失点差で暫定首位を守った。残りは2試合で14日にラスパルマス、21日にエイバルと対戦する。