ACミランを退団する日本代表FW本田圭佑(30)が28日、カリャリとの今季最終戦で初めて主将で先発した。消化試合でモンテラ監督の粋な計らいとみられる。アウェーで歴史と伝統ある名門の重い腕章とともにフル出場。ミラン本田のラストマッチは1-2で敗れた。

 前節21日のボローニャ戦で、聖地サンシーロ・スタジアムでの最終戦でFKから“サヨナラゴール”。物語にはまだ続きがあった。まさかのキャプテン本田。ミランでは思ったような活躍はできずチーム改革もできなかったが、最後に重責を担うにふさわしい存在だと認められ、終えた。試合前にはスカイスポーツに「ACミランにいたことを誇りに思っている」とコメント。在籍3年半、背番号10を背負いリーグ通算成績は82試合9得点だった。