イタリア・オリンピック委員会は29日、ドーピング違反が判明したセリエA、フィオレンティーナのルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥ(31)に、出場停止の暫定処分を下したと発表した。

 ムトゥは10日のバリ戦後に採取した検体が食欲抑制作用のある薬物に陽性反応を示していたが、新たに20日のイタリア杯ラツィオ戦後の検体も同じ薬物に陽性となった。

 ムトゥは2004年にコカインの使用で、プレミアリーグのチェルシーを解雇されている。

 [2010年1月30日11時46分]ソーシャルブックマーク