インテルミラノDF長友佑都(24)が14日、B・ミュンヘンとの欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦に東日本大震災の被災者への思いを胸に臨む決意を語った。「日本がああいう状況なので考えてしまう。その気持ちを背負って戦いたい」と話した。冒頭15分間だけ公開された公式練習では、MFスナイダーとボールのリフティングをするなど、リラックスした様子で体を動かした。地元メディアは長友のベンチスタートを予想している。

 スナイダーは会見で長友について「日本で起きたことには、ボクら全員がショックを受けている。まして、彼は日本人だ。非常に悲しんでいる。そんな彼を見ているとボクらも悲しい。彼の力になれるようにバックアップしたい」と話した。

 インテルはホームでの第1戦に0-1で敗れ、厳しい状況に追い込まれた。ベスト8進出には2ゴール以上を奪って勝つか、1-0で延長戦まで戦い、PK戦を制する必要がある。