<ブンデスリーガ:ウォルフスブルク3-1ホッフェンハイム>◇14日◇ジンスハイム

 日本代表MF長谷部誠(27)の所属するウォルフスブルクが、意地の残留を決めた。後半4分にホッフェンハイムに先制を許す苦しい展開となったが、マンジュキッチの2発と、リーターのシュートがグラフィチの臀部(でんぶ)に当たって方向が変わり、ゴールに吸い込まれるという幸運な3点目で逆転勝ち。フル出場の長谷部も激しい守備で勝利に貢献し、ぎりぎり15位で来季残留となった。

 長谷部は試合後、イレブン全員と抱き合って喜び、今季途中で古巣に戻ってきたマガト監督もすぐにファンのサインに応じるなど歓喜の表情だった。同監督は練習から選手に闘争心を植え付けるため、メディシンボールを使ったラグビートレーニングまで敢行。その成果が最高の形で表れた。