イタリアサッカー協会が05-06年のインテルミラノのセリエA優勝について、八百長問題でタイトルを剥奪されたユベントスと同様の不正があった可能性を指摘した。同協会のパラッツィ調査官が「インテルにも不正があった」と話したことを、5日付のイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。当時のファケッティ会長(故人)の電話盗聴記録で浮き彫りにされたもので、審判協会幹部に電話し、自分たちに有利な判定をする審判を起用するよう圧力をかけていたという。

 インテル側は、この指摘に反発。モラッティ会長は「受け入れられないことだ。何よりもファケッティ会長を引き合いに出すのは、まったくばかばかしいことだし、非常に重大だ」と激怒した。

 協会の委員会はこの件について話し合い、18日には結果が出される予定。