ブンデスリーガ最終節の5日、2部降格に怒ったケルンのファンが暴れる騒動が起きた。6日付の独紙ビルトが報じた。ケルンは最終戦でBミュンヘンに1-4と大敗し、入れ替え戦行きの16位から自動降格の17位に後退。ファンの一部が試合終了と同時に発煙筒をつけ、ゴール裏は黒煙に覆われた。審判、選手関係者はすぐに控室に駆け込み、警官隊が出動。約20人のファンがピッチに乱入したが、警官隊に追い返され、沈静化した。

 アーセナルへの移籍が決まっているケルンFWルカス・ポドルスキは「自分のキャリアの中で一番苦しい負けだった。まずはこのことを消化しないと」とがっかり。4月から指揮を執ったフランク・シェーファー監督は「クラブにとって暗黒の1日だ。信じられないくらい不必要な降格だった。それが私の心情だ」と話した。

 BミュンヘンFWマリオ・ゴメスは「今日スタジアムで起こってしまったことは残念だ。サッカースタジアムで起こってはならないこと。誰も負傷していないことを祈っている」とコメントした。