マンチェスターUがFWファンペルシーを獲得したことで、新加入のMF香川真司(23)は試練の時を迎えそうだ。希望する攻撃的な「真ん中」のポジションには世界でもトップクラスの選手がひしめく。

 ルーニー、ファンペルシーはいずれも得点力だけでなく、味方を生かすパスにも秀でており、ワントップもトップ下もこなす。英BBC放送(電子版)によると、クラブの元主将、ブルース氏は2人が「魅力的なコンビになる」と述べた。

 マンチェスターUの前線は、FW2人か、FWとMF1人ずつを縦に並べる形が濃厚だ。香川がトップ下で定位置を勝ち取るには、この2人だけでなくプレミアリーグで実績があるFWウェルベック、エルナンデスらとの競争に勝つ必要がある。状況によっては、あまり得意とは言えないサイドや守備的MFに回される可能性もありそうだ。