クリスタルパレスのトニー・ピュリス監督(56)が、クラブとの話し合いの末に、プレミアリーグ開幕の2日前に退任することが判明した。15日付の英BBC放送の電子版が報じた。

 同電子版によると、ピュリス監督は今夏の移籍で選手を獲得できない状況に不安を募らせており、強化方針で対立しているパリッシュ会長との関係も爆発寸前だったという。16日に行われるアーセナルとの開幕戦では、アシスタントコーチのミレン氏が暫定的に指揮を執る。

 ピュリス監督は、昨季最下位に沈んでいたクリスタルパレスに11月から就任。その後はチームを立て直し、92年のプレミアリーグ発足以降、同クラブの最高順位となる11位でシーズンを終えた。