<ブンデスリーガ:ボルフスブルク1-0ロストク>◇28日◇ロストク

 ボルフスブルクMF長谷部誠(24)が負傷退場の不運に見舞われた。28日(日本時間29日)のロストク戦(アウェー)に先発し、風邪による体調不良から3戦ぶりに公式戦に出場。前半15分にはシュートを放ち、右MFとして積極的に攻撃に絡んだ。しかし同41分、後方から危険なタックルを受け、左ひざ靱帯(じんたい)を負傷。足を引きずりながらプレーを続けたが、ハーフタイムで交代した。

 22日には日本協会の田嶋専務理事の訪問を受け、「ここ(ドイツ)で30歳ぐらいまで頑張れ」と激励を受けた。気をよくして迎えた復帰戦でのアクシデントだった。医師の初期診断では、靱帯損傷なら全治6週間、軽ければ同1週間という。長谷部は「(靱帯は)切れていないと思う」と軽傷を主張したが、今後については週明け31日の精密検査の結果次第になる。(西村友通信員)