オーストリア合宿中のボーフム小野伸二(28)が、同国チロルでトルコ1部の強豪ベシクタシュとの練習試合で、2アシストを記録した。攻撃的MFで先発し、前半5分にクロスからMFダブロフスキのヘディングシュートをおぜん立て。さらに33分、FWエパレに正確なパスを通し、2-0とリードを広げた。直後の36、37分に立て続けに失点し、2-2のまま前半終了。後半はメンバー総入れ替えとなったため、小野も前半だけでお役御免となった。

 試合は後半43分の失点で2-3と敗北を喫したが、強敵相手に司令塔・小野の価値を高める一戦となった。コラー監督は「前半はいい流れでプレーできていた。さらに惜しい得点チャンスもあったし、いい感じでトレーニングができている」と手応え十分の様子。個人名こそ避けたが、ドイツ2シーズン目となる小野への期待は高まっているようだ。(西村友通信員)