<ブンデスリーガ:ヘルタ・ベルリン2-2ボルフスブルク>◇13日◇ベルリン

 ボルフスブルクMF長谷部誠(24)がヘルタ・ベルリン戦で3試合ぶりにスタメン出場した。4-4-2の右MFに入ると、チームはいきなり開始1分に先制。長谷部も同3分にはハーフラインでボールを奪取してドリブル突破。ペナルティーエリア付近から強烈な右足シュートを放った。豊富な運動量を生かしてボールに絡み、前半は2本の好クロスでチャンスも演出。一時は逆転を許したが2-2の引き分けに持ち込んだ。

 長谷部は6日に行われた日本代表のバーレーン戦に出場。中東を往復し、疲労も残っていた。前半途中での接触プレー後、左足をひきずるシーンも見られたが、後半もプレーを続行。特に相手攻撃に体を張ってブロックし、献身的な守備もみせて今季初のフル出場も果たした。攻撃面では目立てなかったが、守備の強さでチームに貢献していた。(ベルリン=西村友通信員)