<UEFA杯:(1)ラピッド・ブカレスト1-1ボルフスブルク(2)>◇2日(日本時間3日)◇ブカレスト※()は2戦合計の得点

 ボルフスブルクMF長谷部誠(24)が、初の欧州カップ戦で第1関門を突破した。ラピッド・ブカレスト(ルーマニア)戦に右MFで先発出場し、終了直前までプレーした。チームはアウェーで1-1で引き分け、2戦合計2-1で2次リーグへ進出した。

 長谷部が日本代表合流を前に「手みやげ」を得た。右MFとして後半45分まで出場。得点に絡むことはなかったが「負けないこと」を前提に、攻守に安定したプレーをみせた。ボルフスブルクは前半16分にFWグラフィッチのゴールで均衡を破り、トータルスコア2-0とラピッド・ブカレストをリード。後半25分に1点を返されたが、最後まで集中力が途切れることはなかった。マガト監督は「我々は任務を果たし、勝ち抜いたことに満足だ。唯一の課題はチャンスを生かし切れなかったことだな」。真剣勝負の舞台で価値ある勝利。長谷部がまた、かけがえのない経験を手にした。