<セリエA:ノバラ3-1インテルミラノ>◇20日◇ノバラ

 セリエAで7年ぶりに実現した日本人対決で、FW森本貴幸(23)のノバラが、DF長友佑都(25)のインテルミラノを下す金星を挙げた。

 長友は完敗に表情をゆがめた。試合前に森本と笑顔で抱き合って迎えた日本人対決。左MFで先発すると、ドリブルで仕掛けて森本に倒される場面も。後半は右サイドに変わり、積極的にゴール前に迫った。後半44分には右からのクロスがMFカンビアッソの得点につながったが効果的なボールは少なかった。試合中にはFWサラテと口論する場面もあり「俺のせいじゃない」という身ぶりで前線を指さすなど、チームは負の連鎖が続く最悪の状態。長友は試合後、怒りの表情でロッカールームへと消えていった。【西村明美、波平千種通信員】