解任されたガスペリーニ前監督に代わって指揮を執るインテルミラノのクラウディオ・ラニエリ監督(59)が、DF長友佑都(25)に期待をかけた。同監督は23日、翌日のボローニャ戦のベンチ入り選手を発表。左太もも痛で大黒柱スナイダーが外れる中、メンバー入りの長友について「彼には昨日(22日)の練習でやってほしいプレーについて伝えた。集中して私の話を聞き、まじめで常に準備ができている。右でも左でも貢献できる」と話した。

 ラニエリ監督は「今クラブに必要なのは、選手が自信を取り戻すこと。試合内容より勝ち点3を取ることが大事」と今季公式戦初勝利に意欲を見せた。同監督は就任発表があった22日から練習に参加。「まず選手たちとよく話すこと。勝つためにはメンタルがもっとも大事」と対話重視の姿勢を見せ、練習中のミニゲームでも「相手を見て、言葉をかけろ!」と何度も指示していた。(波平千種通信員)