ロンドン五輪日本代表FW大津祐樹(22)が夏季移籍期間最終日となった8月31日、ボルシアMGからオランダ1部VVVに移籍した。両クラブが発表した。2年契約で、移籍金は推定45万ユーロ(約4275万円)とみられる。

 大津は昨年7月に柏からボルシアMGに移籍。即戦力の位置付けではなく、リーグ出場はたった3試合、計31分。その後、今夏のロンドン五輪で全6試合に出場し、3ゴールとブレークした。だが五輪後もクラブでの立場は変わらなかったため、チーム公式サイトに「ボルシアMGでは無理なら期限付き移籍もあると思う」とコメントしていた。

 VVVはDF吉田をサウサンプトンへ移籍させたばかりだが、MFカレン・ロバート(27)が在籍しており、溶け込むのに時間はかからなそう。大津は自らのツイッターに「移籍期間終了まで色々な事があるのでTwitterとBlogを自粛してました。つぶやきたかったー

 これからも応援よろしくお願いします」(原文のまま)と記した。日本を沸かせた“チャラ男”は新天地オランダで活躍を期す。

 ◆VVVフェンロ

 1903年創設。オランダ南部、ベルギーやドイツと国境を接するリンブルグ州のフェンロ市にある。チーム名はオランダ語で「フェンロ・フットボール連盟」の頭文字から取り「フェーフェーフェー」と発音。過去には本田圭佑と吉田麻也が所属。現在カレン・ロバートが在籍中。本拠地デクールは8000人収容。ロクホフ監督。昨季16位。プレーオフの末残留。