[ 2014年2月11日21時35分 ]ストーンの位置を確認する(左から)小笠原、苫米地、吉田、船山(共同)<ソチ五輪:カーリング>◇11日◇女子1次リーグ

 北海道銀行の日本は韓国に7-12で敗れ、初戦を落とした。

 世界ランキング10位で、今大会の出場チームでは唯一下位の韓国に防戦一方の展開で競り負けた。スキップの小笠原は「仕方がない。最後はみんなを救えなかった」と責任を背負い込んだ。

 大事な五輪の初戦を前に、チームは揺れた。ミキ・コーチは、リードを苫米地から控えの22歳、吉田に入れ替えて臨むと決めていた。新布陣で練習したが、前日に小野寺のインフルエンザ感染が発覚。急きょリードを苫米地、セカンドを吉田とするオーダーになった。

 苫米地と吉田はショットの精度を欠き、各エンドとも最初の2人までで相手有利の展開を許した。5-4からの第6エンドは苫米地が最初にミスショット。ハウスの中央に韓国のストーンがたまるピンチで、小笠原が最後のショットを決めきれず、3失点で逆転された。

 小笠原は「(小野寺欠場の)影響は感じた。重要なポジションの彼女が抜けることは非常に大きな穴だった」と認めた。