[ 2014年2月9日4時34分 ]ショートプログラムの演技を終えポーズを決める(撮影・PNP)<ソチ五輪:フィギュアスケート>◇8日◇団体アイスダンスSD、女子SP

 浅田真央(23=中京大)の2度目の五輪の幕開けは、思わぬ逆境となった。ソチ入り後は好調を維持してきたトリプルアクセルで大きく転倒。勢いをそがれる形で、スピン、ステップにもミスがあった。

 得点は今季自己ワーストの64・07点で3位。団体戦のフリーへの進出を決める役割を果たしたが、不安を残す演技となった。

 「自分が予想していた以上に緊張してしまって。スタートするときに自分の気持ちを通常のような状態に持っていけないままスタートしてしまったという感じです」とコメント。会場からの声援の大きさなど、独特の雰囲気に10年バンクーバーに似たような緊張感に襲われたという。

 「気持ちの問題なんじゃないかなと思います。自分の練習してきたことを出すことができなかった」と眉間にしわを寄せた。

 個人戦は19日に始まる。今後はアルメニアに移動して調整を行う。