[ 2014年2月2日8時21分

 紙面から ]「マルチサポートハウス」に設置された200万円の高周波治療器

 真央ちゃん、いつでもどうぞ。2カ所ある代表選手への支援拠点「マルチサポートハウス」のうちスケート会場に近い黒海沿岸部の施設が1日、報道陣に公開された。冬季五輪では初の設置で靴のブレードなどの用具調整室も用意された。

 浅田真央(23=中京大)にとってうれしい新兵器もある。メディカル室には日本製で200万円の高周波治療器が用意された。1月31日に一般発売されたばかりの最新鋭治療器で、同施設の松田直樹トレーナーは「高周波と電気のコンビネーションで治療する器具」。腰痛もあり昨年12月の全日本選手権は3位だった浅田に対し支援態勢をとる構えだ。

 運営予算は、黒海沿岸部が約2億2000万円、スキーが行われる山間部が約2億6000万円で2カ所合計約4億8000万円。12年ロンドン五輪の同施設は約5億4000万円をかけて史上最多38個のメダル獲得を後押し。ソチでも浅田ら代表選手を支援する。