[ 2014年2月3日9時33分 ]本番会場で初練習に臨んだ上村愛子。ゴーグルにはコースの全景が映り込んでいた(共同)

 フリースタイルスキー・モーグルの日本勢が2日、ソチ入りして初の公式練習に参加し、5度目の五輪となる女子の上村愛子(北野建設)はエアこそ飛ばなかったが、何度もコースを滑って本番会場の斜面やコブを確かめた。

 右膝靱帯(じんたい)損傷を押して出場を目指す伊藤みき(北野建設)もエアを飛ばず、1時間余りの軽い調整で切り上げたが、けがの影響を感じさせなかった。村田愛里咲(行学学園教)星野純子(リステル)と男子の西伸幸(白馬ク)も練習したが、遠藤尚(忍建設)は別調整で姿を見せなかった。

 小林茂コーチは伊藤について「だいぶ戻ってきた。出場します」と話し、コースの印象を「人工降雪機を使った雪で独特だが、雪が降ればまた変わる。選手は分かっているし、対応できると思う」と口にした。