東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)の区間エントリーが29日に発表され、東洋大の「山の神」柏原竜二(4年)は4年連続で5区に起用された。前回覇者の早大は1区にエースの大迫傑(2年)を配置し、前回同様に大逃げの作戦だ。駒大は1区にエース格の攪上宏光(3年)、2区にスーパールーキー村山謙太(1年)を配置。こちらも序盤で主導権を握り、復路の終盤で逆転する展開を思い描く。王座奪還を狙う駒大・大八木監督は「往路を終わった時点で東洋から2分以内なら、9区までにじりじり差を詰められるはず」と優勝への手応えを話した。

 なお、ロンドン五輪出場を狙う明大・鎧坂哲哉(4年)は補欠登録となったが、当日のメンバー変更で要所に投入される方向。また、5区起用が注目された前回最優秀選手の東海大・村沢明伸(3年)は、前回と同じ2区となった。