高校生代表はサニブラウンだけじゃない。日本選手権女子400メートル3位の石塚晴子(18=東大阪大敬愛高3年)が、世界選手権北京大会(22日開幕)の代表に選出される見通しであることが2日、分かった。1600メートルリレーのメンバーとして代表合宿に参加する。日本チームの同種目での出場が確定すれば、世界選手権では、09年ベルリン大会の新宮美歩以来6年ぶりの女子高生代表になる。

 6年ぶりに女子高生代表が誕生する。石塚が、世界選手権1600メートルリレーのメンバー入りすることが判明した。同種目は10日の世界ランク16位までが出場する。日本陸連によれば、日本は2日時点で同16位。残り8日間でランク下位のチームに逆転されなければ、北京切符が届く。日本女子リレーチームは出場決定に備えて7日から前倒しで合宿を開始。そのメンバー5人に石塚が入る。

 石塚は、6月の日本選手権400メートルで3位に入った。この日閉幕した全国高校総体では5種目にトライ。400メートル、400メートル障害と1600メートルリレーで優勝。800メートルで2位、400メートルリレーで準決勝進出。猛暑の中、5日間で14レースに挑んだ。大会の女子MVPにも選ばれ「リレーの日本代表に絡んでいきたい」と口にした。正式決定は出場の可否が決まる10日以降になる。

 ◆石塚晴子(いしづか・はるこ)1997年(平9)6月2日、大阪府生まれ。中学校から陸上を始める。得意種目は400メートル。高2から400メートル障害を本格的にスタート。6月の日本選手権400メートルで3位。161センチ、52キロ。