男子20キロ競歩の世界記録保持者、鈴木雄介(27=富士通)が、涙の途中棄権からわずか2日で次の目標を掲げた。

 25日、北京市内の日本人学校を訪問し、小、中学生約170人を前にイベント冒頭であいさつ。自らの「失敗」に触れて言った。「今回は故障して出るには出るけど、途中棄権しました。でも世界記録保持者としてリオ五輪(16年)ロンドン世界選手権(17年)東京五輪で金メダルを目指してやっていく。僕は失敗を多く重ねて多くを学んで世界記録になりました。失敗を恐れずに前に前に進めば、成功につながります」。この日は、子供たちに競歩のイロハを丁寧に指導した。