陸上男子20キロ競歩の松永大介(21)が「リオ1本勝負」で大ブレークを狙う。五輪に出場する東洋大勢が16日、都内の同大白山キャンパスで壮行会に出席。競泳の萩野公介(21)内田美希(21)と並んだ松永は「普段は活動場所が違ってあまりしゃべらないが(競泳の)結果を見て刺激を受けてきた」と気合を入れた。

 今季世界ランク3位だが「100%以上の力を出さないとメダルはおろか入賞も難しい」と自覚する。今月はイタリアとスペインで国際大会に出場するチャンスがあったが、ともに回避。酒井監督は「レースを絞った。ランク通りの力を発揮できれば、メダルの可能性は高くなる」。21日の関東インカレ1万メートルを最後に、本番まで20キロのレースに出ない予定。松永は「100%以上の力を出す自信はある」。東洋大では12年ロンドン五輪25位の西塔拓己に続く競歩代表は、萩野らに負けない活躍を目指す。