リオデジャネイロ五輪の陸上男子100メートル代表に決まった桐生祥秀(東洋大)が28日、東京都内で行われた大学の壮行会に、同400メートル代表のウォルシュ・ジュリアンとともに出席した。

 約600人の学生らを前に、初の大舞台に向け「練習をより一層高めていって勝負したい。決勝と日本人初の9秒台を目指して一生懸命走りたい」と抱負。寄せ書きや花束が贈られ「こういう会があるというのは世界選手権と五輪は全然、違う」と実感を込めた。

 ウォルシュは「もっと練習してレベルの高いところで挑戦していきたい」と意気込んだ。東洋大は大会中、学内でのパブリックビューイングを検討しており、東洋大の竹村牧男学長は「最高のコンディションで爆発した走りを」と激励した。