日本陸連は25日、20年東京五輪に向けた若手選手発掘・育成プロジェクト「ダイヤモンドアスリート」を発表し、陸上男子100メートルで高校総体2連覇の宮本大輔(18=京都・洛南高3年)ら6人が新たに加わった。

 都内で認定式に出席した宮本は「責任感をもって行動しなければならない。まずは自己記録を10秒1台に更新したい」と話した。10秒23の自己記録は高校歴代3位。ダイヤモンドアスリートのプログラムを利用し、米国など海外での練習など「日本だけでは得られないものを学べたらいい」と思い描いた。

 洛南高は日本人初の100メートル9秒台をマークした東洋大4年の桐生祥秀(21)の母校。そして宮本も来春から、東洋大への進学を希望している。大学卒業後も東洋大を拠点に練習する直系の先輩を「爆発力、加速力を学べたらいい」と最高の手本にするつもり。また桐生を育てた土江寛裕コーチ(43)の指導を仰ぐことも心待ちにする。来夏にフィンランド・タンペレで開催される世界ジュニア選手権での優勝、そして東京五輪に突き進む。