日本陸上競技連盟は22日、大地震が起きたニュージーランドのクライストチャーチ市で合宿中の女子長距離の赤羽有紀子選手(31=ホクレン)や福士加代子選手(28=ワコール)らの無事を確認した。27日に帰国する日程を変更せず、安全とみられる練習場所で合宿を継続するという。

 赤羽は22日、自身のブログを更新し「部屋の中で立っていられない程の揺れで、ホテル外の路面は大きく地割れが起こり、同時に液状化現象も起きた」と被害の大きさを伝えた。「昼食後、午後の練習の準備をしていたところ地震にあった」とし「余震が続き、主要道路は冠水し、道路は大渋滞している。現在も建物や乗り物に閉じ込められている方がいるとの情報もあります」と混乱ぶりをつづった。一方、「クライストチャーチ内で比較的被害の少ない地域に移動」したとも。夫でコーチとして同行している周平さんを含めた関係者について「選手、スタッフは全員無事でけがはありません」と報告した。