男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が両膝の打撲のため、27日の東京マラソンを欠場することが24日、発表された。

 主催する東京マラソン財団によると、37歳の同選手は自国での練習中に転倒して両膝を痛めた。大会直前まで様子を見たが、23日夜に出場断念の連絡が入ったという。ゲブレシラシエは24日に来日する予定だった。25日に代理人が来日して詳しい事情を説明する。

 2時間3分59秒の世界記録を持つゲブレシラシエは、昨年11月のニューヨークシティー・マラソンを右膝痛で途中棄権し、一度は現役引退を表明した。その後、ロンドン五輪を目指して競技を続行すると方針を転換し、再起のマラソンとなる東京での走りが注目されていた。