陸上男子400メートル障害の日本記録保持者、為末大(32=a-meme)が17日、石川・金沢市営陸上競技場での記録会に参加し、2008年北京五輪以来、2年8カ月ぶりにハードルを跳んだ。強風の影響で同種目のタイムは51秒26と平凡だったが、世界選手権で2度銅メダルに輝いたハードリングは健在だった。ここ2年以上、左ひざなどの故障に悩まされ続けたとあって、為末は「(レース前は)恐怖心があった。痛みがなく、全力で走れたことがうれしい」と笑顔で話した。