<陸上:東日本実業団対抗男子駅伝>◇3日◇さいたま市~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(7区間、77・5キロ)

 日清食品グループが2年ぶり5度目の王座に返り咲いた。1区(10キロ)でいきなりエースの佐藤悠基(24)が33分ジャストの区間新記録をマーク。3、4区でコニカミノルタに首位を譲ったが、5区(7・4キロ)で若松儀裕(24)が21分19秒の区間新記録の力走で逆転。その勢いのまま、板山、治郎丸とつないで3時間44分56秒の記録で優勝した。

 東京電力から5月に移籍してきた若松は、感無量の面持ちで「結果が出ていない中で起用してもらい、奮起した。『移籍してよかった』と周りに思ってもらえるような走りができた」と話した。また、白水昭興監督は「あと3人くらい(故障で)遊んでいるのがいる。チームをもう1度整備して競走させれば、全日本(1月1日、群馬)でも優勝できると確信している」。日本一へ大きな手応えをつかんだようだ。