<全国都道府県対抗女子駅伝>◇15日◇京都・西京極陸上競技場発着(9区間=42・195キロ)

 14歳の高松望ムセンビ(薫英女学院中)が、大阪の19年ぶり2度目の優勝に貢献した。昨年の全中1500メートル王者は、3区(3キロ)を快走。愛知と同タイムの2位でたすきをもらうと、1・5キロからジワジワ引き離して、首位を奪回した。

 ケニア人の父と日本人の母を持つ中学2年生は「区間賞は逃したけど、優勝できたのでうれしい。1位で渡さへんとアカンな、と思ってました」とコテコテの関西弁で笑顔を見せた。長野マラソンで優勝したことがある元選手の父から、毎朝1時間、夜は2時間の指導を受ける。昨年の横浜国際女子マラソン優勝の木崎良子(ダイハツ)から「うちのエース」と言われた逸材は「将来は五輪に出たいです」と初々しく話していた。