東京マラソン(2月26日)の出場選手記者会見が24日、都内で開かれた。ロンドン五輪代表選考会となる男子マラソンには、昨年の世界選手権代表の川内優輝(24=埼玉県庁)、10年大会2位の藤原新(30=東京陸協)らのほか、外国招待選手として元世界記録保持者で「皇帝」の異名をとるハイレ・ゲブレシラシエ(38=エチオピア)らも出場する。数々の偉業を残すゲブレシラシエと壇上で並んだ川内は「(横にいるだけで)大変光栄に思っております。恐れ多いなという風に思っております」と恐縮しきり。その様子をみたゲブレシラシエから肩を組まれると、顔を赤らめながら笑みをこぼした。

 今大会に好記録で日本人最高位となれば、ロンドン五輪切符が確実になる。川内は「コンディションは順調です。この大会に向けて半年かけてやってきた。2時間7分台を出したい。平常心でやりたい」と誓った。