陸上のロンドン五輪男子棒高跳び代表に決まった山本聖途(せいと、20=中京大)が、かなわぬ「夢」を語った。13日に愛知・豊田市の中京大学豊田キャンパスで会見。「1度は信号機を跳んでみたいんです。5メートルあるらしいです。街を歩いていて窓が開いているビルを見ると、入ってみたくなるんですよね」と、中学2年から取り組む競技の“職業病”を明かした。

 178センチ、66キロと細身で「スタンドから『あの人、長距離の人じゃない』と聞こえます」と苦笑する。だが、握力は右82キロ、左は76キロのパワーで「リンゴを握りつぶせます」という力持ち。「実は(力が)あるんです」と胸を張っていた。